​2018/09/10　【11時59分】の公衆電話

『鳴り響く声に、決して興味を 持ってはいけない。

何処から通じているのか、 わかったもんじゃないのだから。

もしもし、聞こえますか？

そのワンコールは、不気味な 羅列を囁いた。』

 

ロストレイクシティー唯一の 公衆電話。

 

ぽつりと電気がついているその電話ボックスのおかしい点は、電気も回線も繋がっていない、ということだろう。

 

当然使えないのだが、11時59分になると突然コール音がする。

受話器を取るとしばらくの話声があり、そして受話器を取った者は「ある電話番号」をぶつぶつと唱えたまま生気のない目でどこかに行ってしまう。

 

少なくともわかるのは、興味本位でその「ある電話番号」にコールしてはいけないということだ。

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何が起こっても保障しかねる。

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